バッテリ充電

 自動車のバッテリが下がっているので、充電。検索するとアイドリングでは充電出来ないとか、出来たとしても10時間くらい掛かるとか、回転数や電流量がうんたらとの記載が見られるが、それは変だろう。ようは、十分な電圧が発生出来ればOKなハズ。
 実際に、アイドリングで充電を開始した所、30分目で12.5V。その後、1時間目で13.6V(直後)になったので、念の為この後30分程充電を行った後に終了。トータルでは1時間30分くらいだ。その後、30分程経過後に再度測定した所、12.8Vに下がっていたが、まあ、こんなものでしょう( *1 )。定格は12.6Vであり、スタータのリミットは12Vくらいの様子なので、これで十分なハズ。ちなみに、アイドリング時の電圧は14.3V。ネットで調べると、

  • 停止時なら12.5〜13V程度
  • 停止直後は13.5〜14V

とされているので、やはり、問題ない。
 さて、アイドリングでは充電出来ないという記載を、再度ネットで調べてみると、

  • 1980年以降はオルタネータなので、アイドリングでも充電可能。
  • 1960年代の車でもアイドリングで充電出来る。

等の記載が散見されるので、どうも全くの出鱈目か、ダイナモ式で尚且つ1960年以前の古い車の場合の様子。又、バッテリがヘタっている場合との切りわけもされていない様子だ。
 なので、バッテリがヘタっていなければ、アイドリングでも十分充電は可能と考えて良いだろう。当然、バッテリがヘタっているのなら、アイドリングはおろか、走行中でも充電は出来ない。
 それにしても、大昔はいざ知らず、最低でも1980年以降は問題が無いハズの様子なのに、誤った知識が未だに一人歩きしているのには驚いた。おそらくは、先に記載したように、バッテリがヘタっている場合と切りわけが出来ずに、混同したまま話だけが一人歩きしているのだろう。

補足

 長期間運転しないのなら、バッテリからプラグをハズせばよいという記載が有るが、問題は外すプラグの極性。
 [ - ]側を外すとの事。当然、交換時も、[ - ]をハズしてから[ + ]を外し、取り付け時は[ + ]を付けてから[ - ]を接続する。ようは、外すさいに工具などが車の筐体に触れて、短絡する事を防止するのが目的の様子。短絡によるスパークでの引火や、異常電流によるバッテリの爆発等( *2 )という所か。感電という記載を見かけましたが、通常、12Vでは感電しないかと。文献等により異なるのですが、交流で30V、直流で60Vくらいだったかと( *3 )。但し、濡れている場合は12Vくらいです。

*1:2時間後で12.7Vくらい。

*2:すぐには爆発しないかと、あくまでも長時間短絡した場合の話。

*3:直流の方が電圧が高いが、感電した場合は、直流の方が危険だったかと。