ガールズ & パンツァー 劇場版 2

 以下ネタバレにつき注意


 さて、大学選抜側が負けたわけだが、大学選抜側は元々士気が低いよなと。何しろ、戦う理由が無い上に、相手は後輩、さらには存続が掛かっている。ヤル気漫々なのは中隊長の3名くらい。それに、普通、高校を卒業したら優秀な人材は実業団へ行くだろうから、中隊長の3名と大隊長を除けば、レベルは高校生トップクラスに比較すれば下だろう。で、対する大洗連合は高校生トップチーム。実際、初戦でこそ、大学選抜側が有利だったが、中盤戦では、尽くやられて、大洗連合の方が数量的に有利となっている(22対24→22対18→22対9→2対3→2対1)。
 それにしても、カール自走臼砲は何の為に使用したのかね。これ、要塞のような静的な物に対しては有効だろうが、戦車のような動的な物に対しては、当たらんだろうし、混戦に成ったら使えん。実際、成果はわずか3輌で、3輌目は自軍を巻き添えにしかねなかった。まあ、文科省から押しつけられて、とりあえず使用したという所だろうが、この護衛に3輌も捻出( *1 )し、文科省の素人ブリを表しているわけで、そんなのが、マグレを主張している当たり、どうよ。
 T28は、元からなのか文科省の横槍なのかは微妙。盾として多少は役に立つも、撃破は0。但し、T28撃破の為に大洗側は中隊副隊長車を失ってはいるが、あれ、下から狙わずとも、橋から落とせば良かったような…。
 印象的なのは、西住しほ。誓約書を取った時は、してやったりという表情で、はなっから負けるとは思ってはいないようにも伺える。

*1:護衛とは別に弾道誘導に最低でも1輌必要だが、大学選抜からはガン無視されており、そこまではサポートされておらず、カール班自身で、どこぞの小山からの観測と推定される。