岡崎市立中央図書館職員の半分以上は嘱託

 岡崎図書館の詳しい情報(後述)を発見した。職員に関する部分だけ引用すると、

  • 職員体制平成20年10月まで:16名(うち館長を含め司書は11名)+嘱託18名(うち司書8名) 

→平成20年11月より:りぶら総合館長(部長)/図書館長(課長)/司書資格者2/3の職員15名(県より1名)+嘱託16名→直営部分(レファレンス・選書・受け入れ・館外サポート・行事)

  • TRC(株式会社図書館流通センター)に業務委託(〜H24年度末):30名/月額:1千万円/業務:貸出・返却のカウンター業務、配架、BM運行(週4回:50の全小学校、団地など)



- 中略 -


■直営+業務委託(窓口)型について■
直営館であるが、「りぶら」総合案内には「派遣」の職員、「市民活動総合支援センター」はNPO団体が受託、図書館窓口は「業務委託」のTRCの職員で毎日の管理運営が行われている。

今後5ヵ年以内に指定管理者制度を導入できるかどうかを考えることになっている。

対象:「りぶら」全館or図書館を除くかどうかが決まる予定。


愛知県内図書館視察(3)岡崎市: 豊橋市議会議員渡辺のりこネット>のりこのコラム/活動記録

上記のように記載されていて、まとめると以下のようになる(りぶら総合館長と図書館長を含む)。

  • 〜 2008-10 : 16名(司書11名) + 嘱託18名(司書8名)
  • 2008-11 〜 : 15名      + 嘱託16名

 嘱託はカウンタ業務等の対外向けが主と、一応棲み分けは有るようだが、半分以上が嘱託で、嘱託に司書さんも居るとなると、館長が余程しっかりしていなければ、一般職員が発言するのは難しそうだ。しかも、現館長は以下のような意味不明の発言をしている人物。

(男性の自作プログラムに)違法性がないことは知っていたが、図書館に了解を求めることなく、繰り返しアクセスしたことが問題だ( *1 )


http://megalodon.jp/2010-0822-0134-16/www.asahi.com/digital/internet/NGY201008210009.html

 又、2008年10月までは、[ うち館長を含め司書は11名 ]と紹介されていて、司書の人数も詳細に記載されているのに、2008年11月以降は、司書については[ 〜司書資格者2/3の職員15名(県より1名) ]と、曖昧な記載。この記載から、外部から就任した門外漢の現館長と異なり、前館長は司書資格を持っていた可能性が高く、当然、図書館職員から館長に就任していた可能性が高いと考えられる。従って、嘱託でない司書の人数は10人となるが、職員が1名減ってる事と2/3などと曖昧な記載をしている点から、9人程度に減っている可能性が考えられる。同じように嘱託の司書については記載が無い事から、減っている可能性が高い。仮にその通りだとすると、やはり物を言い難い雰囲気が有る可能性が高くなる。
 そこへもってきて、

  • 5ヵ年以内に指定管理者制度を導入できるかどうかを考える
  • 「りぶら」全館or図書館を除くかどうかが決まる予定



愛知県内図書館視察(3)岡崎市: 豊橋市議会議員渡辺のりこネット>のりこのコラム/活動記録

と有るように、現在は微妙な時期。状況に依っては、正規職員は解雇、全員嘱託となる可能性もある。これでは、ほぼ確実に職員に発言権は無いと言ってもいいだろう。
 それにしても、

  • BM運行(週4回:50の全小学校、団地など) 
  • 開館時間:午前9時〜午後9時
  • 休館日:水曜日(祝日の場合は開館)/毎月第3金曜日/年末年始/特別整理日
  • 仕分け機:16ユニット
  • 頂いた資料:パンフレット「Libraりぶら」「中心市街地再活性化拠点整備基本計画H16年3月」「図書館概要H20年度版」

■開館3ヶ月 中心市街地に人が増えた!■

 平成20年11月16万人/12月10万人/平成21年1月11万人→合計39万3千人。「りぶら」に図書館があるためにリピーターが多い、また、学生の利用が伸びている。市街地の活性化に大きな影響が出ている。

夜遅くまでや休日の開館等、サービス業としては水準に達している上に、それなりの効果も出ているようなので、実に残念。外部への依託は、確かに経費は下がるが、代償として賃金の低下をまねき、それは購買力への低下となり、結局は経済を低下させるのだが。

以下、岡崎市立図書館に関する記載についての抜粋。

岡崎市立図書館■  「岡崎市の図書館概要 平成20年度版」
開館:平成20年11月1日
敷地:約25,000? 
建築延面積:18,000?地上3階建て<中央図書館8,000?>
1階レファレンスライブラリー(16万冊配架可)/1,855?(閲覧席190席)
2階ポピュラーライブラリー(10万冊配架可)/2,330?(閲覧席430席)
子ども図書館(4万冊配架可)/854?(閲覧席80席)
読書広場/約600?

駐車場:300台(駐輪300台)
図書収容能力:100万冊/開館当初60万冊
総事業費:約100億円(「りぶら」全体)

  • 予算(H20):6,000万円(資料購入費)/1億4,000万円/ 円(図書館費)/円(教育費)/ 円(一般会計)
  • 資料:雑誌500誌/新聞50紙
  • OPAC(図書検索パソコン)18台
  • インターネット席 20席
  • 利用:蔵書629,444冊/貸出1,502,893冊/登録者数133,901人(登録率37.25%)/貸出者数278,850人 
  • 職員体制平成20年10月まで:16名(うち館長を含め司書は11名)+嘱託18名(うち司書8名) 

→平成20年11月より:りぶら総合館長(部長)/図書館長(課長)/司書資格者2/3の職員15名(県より1名)+嘱託16名→直営部分(レファレンス・選書・受け入れ・館外サポート・行事)

  • TRC(株式会社図書館流通センター)に業務委託(〜H24年度末):30名/月額:1千万円/業務:貸出・返却のカウンター業務、配架、BM運行(週4回:50の全小学校、団地など) 
  • 開館時間:午前9時〜午後9時
  • 休館日:水曜日(祝日の場合は開館)/毎月第3金曜日/年末年始/特別整理日
  • 仕分け機:16ユニット
  • 頂いた資料:パンフレット「Libraりぶら」「中心市街地再活性化拠点整備基本計画H16年3月」「図書館概要H20年度版」

■開館3ヶ月 中心市街地に人が増えた!■
 平成20年11月16万人/12月10万人/平成21年1月11万人→合計39万3千人。「りぶら」に図書館があるためにリピーターが多い、また、学生の利用が伸びている。市街地の活性化に大きな影響が出ている。

■駐車場について■
 3時間までは無料。周辺に民間駐車場1,100台を併せて1,400台。→30分100円 <共通駐車券はなし>

■直営+業務委託(窓口)型について■
直営館であるが、「りぶら」総合案内には「派遣」の職員、「市民活動総合支援センター」はNPO団体が受託、図書館窓口は「業務委託」のTRCの職員で毎日の管理運営が行われている。

今後5ヵ年以内に指定管理者制度を導入できるかどうかを考えることになっている。

対象:「りぶら」全館or図書館を除くかどうかが決まる予定。


愛知県内図書館視察(3)岡崎市: 豊橋市議会議員渡辺のりこネット>のりこのコラム/活動記録

*1:[ 違法性がない ]のを認識していながら、警察に[ 被害届け ]を出すのは変。さらに、[ 図書館に了解を求めることなく]と続くが、インターネットは[ 了解は不要 ]が原則。[ 了解が必要 ]なら、運営側で[ IDによるログイン等 ]の制限を儲けるのが慣例。というか、そもそも承認制は成り立たない。例えば、人気サイトが承認制にしたらどうなるか考えてみれば良い。世界中から毎日、了解を求める山のような電話とメールが集中... 破綻しますな。