Radeon HD5870 Special FAN 2

 温度的には、リファレンスファンよりましなようだが、Xを停止すると途端にファンが高速回転を始め、暫くすると低速になる。このことから、X起動中は温度センサによるファンコントロールがなされていない可能性が高い。一応念のため、FANの回転制御用信号ピンをコネクタから抜いて、常時フル回転となるように変更( *1 )。うーん音が少々うるさい。リファレンスのシロッコだとやや低音だが、スペシャルファンだとやや高音。音的にはシロッコの方がましな気もするが、なんとも言えない。制御信号の仕様がハッキリしないので何とも言えないが、ハード的に回転数を変更する事も出来るのではないかと思うが、先ずは要調査。
 所で、フル回転にしたら、背面からかなりの風が出るようになった。スペシャルファンタイプは密閉構造ではなく、リアの排出口とヒートシンクの間は開放されているので、背面からこれほどの風が出るとは予想外。又、ボードのフロント側はフル回転でもあまり風は出ず、一応、CPUへの配慮はなされている様子。ちなみに制御信号ピンを抜くのは、開放型のスペシャルファンタイプだから簡単だが、リファレンスファンでは分解する必要が有る( やってみた事は無い )。
 肝心の温度の方だが、リファレンスファンではHD4890の場合、高回転時でもヘアードライヤみたいな風がでていたが、HD5870スペシャルファンではそれ程でもない。改造前の定常回転の場合は温度が高かったが、それでもHD4890の高回転時よりは低い。

*1:抜いたピンはテープで絶縁。