MO

 メディアがソニー1社のみ、ドライブも2社(?)程となり、まあ、まだ暫くは販売されるのだろうが、そろそろヤバそうな雰囲気。で、必要なデータはHDDへ移動。5年以上は使用していなのだが、何の問題も無く読め、あらためてMOのメディアとしての信頼性の高さを実感した。が、よく考えてみると5年以上殆ど使用していない。
 では、今までどうしていたのかというと、HDDのみで運用。正直、ここまで大容量・低価格化が進んでは、HDDのみで運用するのが一番楽で現実的。HDDは以下のように、

  • マスタ1(通常運用)
  • マスタ2(テスト用)
  • バックアップ1
  • バックアップ2

4基構成で運用。1回/日の間隔で、毎日自動的にバックアップを取っる構成にしてからは、バックアップとしてのリムーバブルメディアは使用していない。日付でディレクトリを作成してコピーしているから、半年以内なら希望日の状態に復元出来るし、ハードリンクを使用したミラーリングなので、一種の差分コピーだから、バックアップ時間は5分程度。誤って消して数日後に気がついても、直ぐに取り出せる。半年以上経過した日付のディレクトリは、自動的に削除されるので、パンクの心配も無い。
 但し、HDDのみでの運用は、稼動し続ける必要があるという点と、HDD自体の信頼性の点から、定期交換( *1 )が必要となる。さらには、HDDの規格自体が進化し続けるので、規格アップのタイミングを誤ると移行が少々面倒になる。かといって、他に方法が無いのも事実で、今の所、信頼出来るリムーバブルメディアは存在せず、

上記はとてもじゃないが、長期保存には向かない。そういう意味では、MOの信頼性は抜群なのだが、メディア・ドライブ共に高い点と、容量がHDDに追いついていない事が致命傷だったようだ。
 所で、リムーバブルメディアでは、FDがドライブもメディアも生産中止となっている。まあ、FDDなしのシステムも珍しくないし、信頼性も低いので仕方がない所ではあるが、DOSを使用しようとすると、FDはかかせないので困る。まあ、MOと異なりFDは安いので、予備機を数台購入しておいても良いのだが、M/Bからコネクタが無くなりそうな予感がする。USBタイプは価格がUPするし... 。

*1:ボールベアリングタイプだと2年間隔、流体軸受けになってからは、未確認。理由はデータ量が増えていくので、寿命前に交換するハメになる事から。