年収と平均値・中央値・最頻値

 だいぶ前に、以下のブクマでコメントした事が有るが、その後、別件で、年収に対して平均値を使用するのは間違いという事がわかったので追記。
はてなブックマーク - asahi.com(朝日新聞社):アイヌ民族、苦しい生活 世帯年収は道内平均の約6割 - 社会
 コメントでは、両サンプルの内容が不明なので無意味と記載したが、それとは別に、年収に平均値を使用する事も問題で、統計的には[ 中央値 ]又は[ 最頻値 ]の方が適正な様子。実際、いわゆる平均年収と自分自身の年収の差に、疑問を持っている方も多いのではないだろうか。
 平均年収が、実体よりも大きい数値に成る原因は高額所得者の所得。つまり一部の高額所得者により平均値が上がってしまう事が原因。統計的には、上限が無い場合は、平均値ではなく[ 中央値 ]又は[ 最頻値 ]を使用する様子。
 なので、先のブクマは、サンプルが明示されていないだけでなく、平均値を使用している点で、データとしては全く無意味。いづれにしろ、両方の所得別人数の棒グラフのような図が最低限は必要。
要約統計量 - Wikipedia