謎の円盤UFO・サイレントメビウス・新世紀エヴァンゲリオン

 正月に何となくサイレントメビウスを見ていて気がついたのですが、エヴァンゲリオンに良く似ている。で、調べてみると発表時期は以下の通りですから、

ようは、エヴァンゲリオンサイレントメビウスに似ているという事のようだ。
 両作の共通点を幾つかならべると( 細かい点は除く )、

上記のように結構類似点が多く、まるで魔法を聖書に置き換えて、新たに再構築したかのような感がある。いづれにしろエヴァンゲリオンは、サイレントメビウスの影響を強く受けている事が伺える。
 さらに調べてみると、両作品共に[ 謎の円盤UFO ]の影響を受けているらしく、

  • 冷徹な司令官の存在
  • 副官の存在( アレック・E・フリーマン大佐 )
  • 登場人物に女性が多い( ゲイ・エリス中尉, バージニア・レイク大佐他 )
  • 私生活が破綻してる( エド・ストレイカー最高司令官 )
  • LCL( 宇宙人の宇宙服の中は液体 )

共通点が散見される。特にLCL謎の円盤UFOが元だろうし、エヴァの制服も謎の円盤UFOに似ている。それに、冬月とアレック・E・フリーマン大佐は容姿が似ている。容姿は似ていないが、どことなく雰囲気が似ている感じが有るので、加持はポール・J・フォスター大佐がモデルなのかも知れない。又、赤木リツコは、バージニア・レイク大佐( *6 )、ミサトはゲイ・エリス中尉( *7 )がモデルなのかもしれない。
 エヴァは反響の大きかった作品だけに、何となく独自の作品という感じがしていたが、それなりに他の作品の影響を受けているようだ。

補足(2011-05-01)

 wikiに依ると、冬月のモデルは本当にフリーマン大佐との事。

 ちなみに、成田美名子氏の[ あいつ ]から命名した名前が多いようだが、エヴァンゲリオンの登場人物は、[ あいつ ]の登場人物とは全く正反対。[ あいつ ]に登場する人物は、変わった人物が多いものの、基本的には強い意思と自我、そして明確なビジョンを持っている上に楽観的。( *8 )

*1:両作品共SFとして紹介される事が多いが、設定が未来なだけで、内容はどうみてもオカルト。

*2:エヴァはいいとしても、サイレントメビウスのクライシスの原因はさすがに無理が有るかと。お互いの世界の不要物質が真逆な事から、交換すれば両世界共に万々歳という事が発端なのですが、不要物質と言えども世界を構成する大切な物質。さじ加減で、同じ物質が毒にも薬にもなるわけで、そんな事をしたら、特定の物質が無くなるか極端に少なくなるのですから、多分、世界が成り立たなくなり破滅するかと。さらにそんな危険な行為を各国首脳が支持するとは考え難いし、しかも何の事前検証もセズに、行きなり実行しょうというのですから。と、言う事で、結果的にガノッサは世界の破滅から人類を救った事になってしまいます。まあ、破滅よりはクライシスの方がマシと言えばマシなのですが。

*3:Larry Cheyenneは部下思いなので、人でなしの碇ゲンドウと並べるのは可哀想なのですが、司令官としての判断は結構冷徹かと。

*4:AMPはもちろんですが、エヴァも殆ど女性

*5:Larry Cheyenneは私生活での幸福を諦めていますし、 香津美・Liqueurはご存知の通りで、磯崎 真奈もパートナを亡くしており、さらに大半が独身。エヴァの方は、碇ゲンドウ赤木リツコ赤木ナオコ葛城ミサト碇シンジ惣流・アスカ・ラングレー等々ほぼ全員が破綻していて壊滅状態。

*6:パイロット版では博士。ストレイカーに好意を寄せつつも、忙しいストレイカーにかまってもらえず、フォスターと微妙な三角関係。

*7:チーフオペレータですが、元々の設定では指揮官へ昇進予定。又、ミサトの髪は紫。

*8: みき&ユーティ(ウェルカムを含む)・あいつ・2年4組シリーズ及び幾つかのSF作品までしか読んでない。最初は面白いと思っていたのだが、登場人物と環境が変わるだけで、ストーリは基本的に同じである事と説教くさいので、[ エイリアン通り ]の中途からは読んでない。実際、[ エイリアン通り ]前までは、ブッ飛んだ発想や視点が見られ、それが気に入っていたのだが、[ エイリアン通り ]以降は、それが影をひそめ、単なる説教漫画に成っているように感じられる。尚、説教漫画家と言えば、他には、日渡早紀・沖倉律子・山本鈴美香という所だろうか。