業界(?)では知られていない岡崎図書館事件。
図書館関係者のblog等を検索したみたが、小学校〜大学までの学校図書館の関係が大半で、特に大学の付属図書館の方が多い。いわゆる市立等の公立図書館の関係者は、殆どヒットしない( *1 )。検索の仕方が悪かったのだろうか。で、結局何とか見つけたのが9名。まあ、仕事を個人のBlog等に持ってくるのは、色々とトラブルの元だから、むしろ少ない方が良いのかも知れない。
その内容だが、学校図書館関係のblogでは、岡崎図書館事件への言及は殆ど無く、事件そのものを知らないらしい( *2 )。公立の9名( *3 )では、知っていながら言及していない方が1名。言及している方が2名で、残り6名の方は、全く知らない様子。その6名中の1名は、岡崎図書館訪問記を記載しているが、何とも平和な物。
それにしても、今回、検索して驚いたのは、図書館関係者=司書ではないという事で、司書が一人もいない図書館も有るらしい(未確認)。もちろん、事務職関係者が司書で有る必要は無いが、これは、驚きだ。さらに、現場の叩き上げの方が館長に成るというのは、極めて珍しい事で、大抵は素人が就任するらしく、定年間近の公務員の名誉職のような感じだ。どうりで、日野市の市民運動が館長の資質に拘っていたハズだ。
補足2
図書館員ですが、臨時職員だったりとか、公務員ですらなく民間からの派遣の場合も有るようで、かなり深刻な状況になっているようだ。これでは現場からものを言うのは、ほぼ不可能。そういえば、図書館業務の民間依託がどうとかいうニュースが有ったような... 。
岡崎市の場合、建物は立派だが内部組織がどうなっているのかは不明で、もしかしたら現場の職員が発言出来るような状況ではなく、素人に過ぎない上層部が決めているのかもしれない。そうだすると、あの、稚拙な告知を含めた一連の対応も理解出来ない事はない。そういう視点で捉えなおすと、職員レベルではキチンと把握されていた可能性も有り得るが... 。
ちなみに岡崎図書館は、これは大場館長とは別の職員の方ですが、取材に対して早い段階で「今回のプログラムはアクセス数の多さが問題だったのではない」という点を明確に自分の言葉で話していました。 #librahack
kanda_daisuke
2010-08-22 07:31:20