自転車のヘッドライト改造記事について
自転車のヘッドライトについて調べていたら、改造記事を見つけた。
が、これって無茶ではないだろうか。アキバで1W、2.6Ωの抵抗を買ってきましょう。
これだけで350mAが750mAぐらいに変るはず。
5.8Ωの抵抗から2.7Ωに変えて、とりあえず700mA流れるようになりました。
W = I^2 * R = 0.7 * 0.7 * 2.7 = 1.32W
5.2Ωのように見えるので
所で、この設計だと使用時間の経過と共に電圧が低下してくるので、明るさも低下する事となる。実際、説明書にも、そのように記載されている。が、この設計はどうだろうか、ヘッドライトの重要性を鑑みれば、定電圧回路を使用するのは当たり前だと思うのだが... 。( *2 )
さて、各電池の性能だが(データは三洋ではなく松下)、
- 初期電圧1.6Vから急速に1.4Vに低下。
- 前記程ではないが、キツイ勾配で1.1Vまで低下。
となり、負荷電流250mAでは、1.6Vから1.2Vまでの時間は3時間と大変短い。これに対して、ニッケル水素電池は、
- 初期電圧1.4Vから1.3Vまでは急速に低下。
- 1.3Vから1.2Vまでは緩やかに低下。
と、負荷電流420mAでも1.4Vから1.2Vまでの時間は4時間と1時間も長く、優れた特性となっている。また電圧変動も、アルカリ乾電池の1.4V±0.2Vに対して、ニッケル水素電池は1.3V±0.1Vと1/2になっていて、これまた優れている。ニッケル水素電池なら、定電圧回路は不要なくらいだ。
追記
上記には、元々HL-EL510での抵抗値の計算例を記載していたのですが、元になるデータが怪しい事から、間違いを流布する可能性が有るので、その部分の記載を削除しました。