パソコンの電力

 前々から気になっていたので、電力計を購入して測ってみた。力率は[ 0.96 ]で、各状態の電力は以下の通り。

  • CPU : Phenom II X4 965 Black Edition ( Over Clock 3.6GHz )
  • GPU : Radeon HD 5870 ( 870 MHz )
  • FAN : 6基( CPU・GPU用冷却FANを除く)
  • HDD : 4基
  • DVD : 2基
  • FDD : 1基


項目 消費電力(W)皮相電力(VA)CPU GPU
テキストモード 228 238
テキストモード 324 333 dnetc
グラフィカルモード150 158
グラフィカルモード246 256 dnetc
グラフィカルモード392 404 dnetcdnetc
DVD再生 400 413 dnetcdnetc
DVD再生・記録 415 428 dnetcdnetc
DVD再生・celestia 406 417 dnetcdnetc

    • CPU用dnetc起動後 : 100Wup
    • GPU用dnetc起動後 : 150Wup
    • GPUテキストモード: 80Wup

 面白い事に、テキストモードよりもグラフィカルモードの方が電力が低い。ビデオボードの設計としては、グラフィカルモードが標準であり、テキストモードは表示が可能という程度に過ぎない事が伺える。それにしても、2Dも3Dも使用していないテキストモードの方が約80Wも消費電力が高いというのには驚いた。LinuxDOSでのテキストモードの長時間使用は、注意した方がよさそうだ。
 所で、HDD4基にCPU・GPU共に負荷100%の状態で、DVD2基中1基を再生、もう1基を書き込みにしても415W程度。おそらく最大でも450W未満だろう。おおよそ500Wくらいかと思っていた(計算したわけではない)ので、実際は予想より50W程低い事になる。まあ、50W程度の余裕は有った方が良いから、メーカの[ 推奨電源500W以上 ]は十分妥当な値。現在の電源は750Wだから、HDDとGPU(200W)をそれぞれもう1基追加しても十分余裕が有る事になる。元々、ハイエンドGPUの2枚差しも考慮に入れての選定なので妥当な所。
 そういえば、大容量電源ともなると1KW前後の物が有るが、あれは何に使用するのだろうか。ハイエンドGPUの3枚差しというのは無いだろうし。