色温度

 設定を調べていたら、atiの調整ソフトが有るのに気がつき、起動してみると[ 色温度 ]変更出来る様子。で、色温度を9700Kに設定して[ 千と千尋 ]を再生してみたのですが、まだ赤い感じで、とても9700Kのモニタなら正常に表示されるとは思えません。まあ、色調整もしているようですから、当たり前と言えば当たり前の結果。もちろんウィンドウの外側は真っ青。
 さらに[ 色調 ]も[ -30 ]と限界まで下げるとようやくそれっぽい感じですが、まだうっすらと赤い感じが有る上に、今度は青が強い感じで、調整ソフトでは調整しきれない様子。
 おそらくは、どの環境でもまともに表示出来ないのではないでしょうか。それにしても、酷い事をした物で、結果だけを見れば、どうみても素人以下です。但し、実際にはプロが制作したわけですから、少なくとも現場の方は、事の重大性については認識していたと考えるべきでしょう。当初は監督が偉大すぎて誰も意見出来ない状態なのかと思っていたのですが、どうもこの件に監督は絡んでいない様子。そのような状況で、このような製品が平気で世に出たという事は、下は上に物を言えない、上は専門家の意見を聞かずに勝手な素人判断が横行というような、組織として問題の有る状態になっている可能性が大きいかと。
http://www.synapse.ne.jp/komurano/taiki/sen/index.html
Cinema Kingdom Blog赤い「千と千尋の神隠し」と鈴木敏夫氏
 avidemuxで3原色とコントラストを個別調整すればそれなりの色には成るのですが、まあ、妙な事をするよりも、北米版を買ったほうがいいのかも。