ふたりの距離の概算

 この連載には驚かされた。
 めぼしい人材がいなかったので、進級後は部長に選ばれると思っていた伊原嬢は漫研を退部。
 そこへ、古典部に新入部員だ。勿論、進級に伴い新入部員の登場の可能性は有り得るとは思っていたが、すでにスターティングメンバは4人。一般的に書き分けの限界は3人( *1 )と言われ、既に一人多く( *2 )、これ以上人数を増やすのは難しいだろうと考えていたので驚いた。
 しかも、その新入部員は、現時点では影にすぎず、実体は無い。なので、謎の提供のみで、最終的には入部しない可能性も有り得るのだが、何と、フルネームの3文字姓。
 さらには、奉太郎の性格設定からは、思いつきもしなかったマラソン大会。しかも、そのマラソン大会中に千反田嬢や伊原嬢と合流する予定というから、あらゆる意味で驚きだ( *3 )。

*1:3人を超えると印象の薄い人物が発生する傾向が有ります。勿論、3人以上登場していても、それぞれの人物像が印象深い作品も有ります。尚、念の為に記載すると、主役級の人数の事で、脇役の人数ではありません

*2:実際、状況によっては、伊原嬢と里志のどちらかの印象が薄くなる事が有ります

*3: もちろん、タイトルの含みにも